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 金正恩氏の娘、ロシア大使と耳打ちで対話した理由

 

 

 

 

 

 

 









イ・スンヒョンSAND研究所研究委員

 

北朝鮮の金正恩国務委員長の娘である金主愛が、平壌駐在ロシア大使と耳打ちする場面が公開された。金主愛は10日に開かれた北朝鮮労働党創建79周年記念式に参加したアレクサンドル·マチェゴラロシア大使と挨拶をする過程で身をかがめ耳打ちで対話を交わした。

 

金主愛が外国人と公の場で会って対話を交わす場面が公開されたのは今回が初めてだ。2013年9月、キム·ジョンウンの招請によって訪朝したアメリカの元バスケットボールスター、デニス·ロッドマンが私的な席で金主愛に会ったことがある。

 

朝鮮中央テレビが公開した党創建79周年行事の映像によると、正装姿の金主愛は父親の金正恩とともにロシア製高級リムジンであるアウルスに乗って行事会場に登場した。

 

この車はプーチン大統領が今年6月の訪朝当時、金正恩にプレゼントしたものであり、朝鮮戦争の休戦協定締結日である「7.27.1953」の番号が刻まれていた。

 

車から降りた金正恩と金主愛は会場に先に到着した高位幹部らと挨拶を交わした。特に、同日の行事に外賓としては、アレクサンドル·マチェゴラロシア大使が招待され、北朝鮮とロシア間の密着を誇示した。北朝鮮メディアは、マチェゴラ大使が金正恩の「個人招待客」として参加したと伝えた。

 

金正恩がマチェゴラ大使と握手を交わした後、後ろにいる金主愛を紹介し、2人は嬉しそうに握手を交わした。続いて金主愛はマチェゴラ大使の手を握ったまま体をかがめて耳打ちで話をし、これにマチェゴラ大使は明るく笑う姿が捉えられた。

 

金主愛はこの日の夕方に開かれた慶祝公演と宴会にも参加したが、マチェゴラ大使は主席壇で崔善姫外相の隣に座り、ロ朝間の親密感を誇示した。



10月10日、朝鮮労働党創建79周年記念行事に参加した金正恩国務委員長の娘の金主愛が、マチェゴラ駐北ロシア大使と挨拶を交わし、耳打ちで会話を交わしている。/朝鮮中央テレビ

 

 

このような中、ロシアは韓国が平壌上空に無人機を送ったという北朝鮮の主張に同調し、北朝鮮の肩を持った。

 

ロシア外務省のマリア·ザハロワ報道官は14日(現地時間)、ロシア外務省を通じて発表した声明において、「ソウルのこのような行動は北朝鮮主権に対する重大な侵害であり、独立国家の合法的な国家·政治体系を破壊し自主的に発展する権利を剥奪するための内政干渉と見るほかない」とした。

 

続けて、「ロシアは北朝鮮と締結した包括的な戦略的パートナー関係に関する条約に基づくものを含め、韓半島で危険が深刻化することを防ぎ、状況を肯定的に戻すために建設的な役割を継続する」と強調した。

 

ウクライナへの侵攻後、西側と対立して北朝鮮と密着しているロシアは、北朝鮮の主張を土台として、韓国政府に批判メッセージを出すことが多くなった。

 

一方、ロシアのプーチン大統領はこの日、ロシアと北朝鮮が今年6月に締結した「包括的な戦略的パートナー関係条約」(北ロ条約)批准に関する法案を下院(国家ドゥーマ)に提出した。

 

これは、今年6月にプーチン大統領が北朝鮮を国賓訪問した際に金正恩委員長と首脳会談した後に締結した北ロ条約の効力を発生させるための手続きだ。ロシアと北朝鮮は、同条約締結後、全面的な協力を強化してきた。

 

この条約には双方のどちらかが武力侵攻を受けて戦争状態になれば、もう一方が国連憲章第51条と北朝鮮·ロシア法に準じて遅滞なく軍事援助を提供するという内容が含まれており、北ロが軍事同盟水準に関係を格上げさせたという評価が出ている。

 

先月には、ロシア国家安保会議書記のセルゲイ·ショイグが平壌を訪問して金正恩委員長と会い、崔善姫外相もロシアを訪問してセルゲイ·ラブロフ外相と会った後、ユーラシア女性フォーラムに出席するなど、北朝鮮とロシアの高官との交流も活発に行われている。

 

北朝鮮がロシアに対してウクライナ侵攻に必要な弾薬などの兵器を提供しているという疑惑が絶えず提起されている中、このところ北朝鮮がウクライナにロシア軍を支援する兵力を派兵したという主張も出ている。

 

北朝鮮が金主愛とマチェゴラ大使の耳打ち対話場面を意図的に演出したのも、北ロ間の親密性を誇示しようとする意図と思われる。一方、血盟の北朝鮮駐在中国大使は同日、行事の主席団に招待されず、冷たい中朝関係の現在地を表した。

 

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